関東選手権大会 横浜青葉マイナー
(2006/7/15-7/16)



2006年7月15日(土) マイナー関東選手権大会 第2回戦 川越安比奈運動公園
チーム名
横浜青葉
14
上尾西

【戦評】
シートノック後から雷を伴うにわか雨が振り出し、試合開始前に中断という悪条件でスタート。初回は四死球の走者を出すが得点に結びつかず。その裏、荒井投手は二者連続三振とファーストゴロに抑えて上々の滑り出し。二回表は下位打線からの打順であったが、一死後に四球の走者をもらうと4連続安打で4点を先制し、打者10人を送る猛攻。その裏、上尾西リーグは4番と6番がエンタイトルツーベースを放ち、わずか二安打で1点を返す。三回表、先頭打者が死球を受けると安打で繋ぎ、1点を追加。サードゴロの併殺で二死一塁となるが、安打と四球で二死満塁とチャンスを拡大させ、4番打者の近藤選手が走者一掃のタイムリーツーベースでさらに3点を追加。その裏、2三振を奪う好投で試合の流れを掴む。さらに四回に2点、5回にも4点を追加し、県大会から続く二桁得点で五回コールド勝ち。

   バッテリー : 荒井 − 西川(横浜青葉)
   バッテリー : 宮本、佐藤 − 工藤(上尾西)
   三塁打   : 神谷(横浜青葉)
   二塁打   : 重村A、近藤(横浜青葉) 佐藤、工藤(上尾西)

関東選手権大会で堂々と入場行進する選手達 レフトオーバーのタイムリーヒットで先制点を奪う荒井選手
関東選手権大会で堂々と入場行進する選手達 レフトオーバーのタイムリーヒットで先制点を奪う荒井選手
右中間を抜けるヒットを放つ宅島選手 ナインに声をかける西川捕手
右中間を抜けるヒットを放つ宅島選手 ナインに声をかける西川捕手
駄目押しの2点タイムリーヒットを放った岩田選手 最後の打者の打球を掴む中野選手
駄目押しの2点タイムリーヒットを放った岩田選手 最後の打者の打球を掴む中野選手

写真:中山


2006年7月16日(日) マイナー関東選手権大会 準決勝 川越安比奈運動公園
チーム名
横浜青葉 10
東京中野

【戦評】
この試合、練習試合に勝ったことが無い鬼門の東京中野リーグとの準決勝戦。初回、四球を選んだ宅島選手が二盗を決め、先制点のチャンスを作ると三番辻中投手が自らのバットでセンター前へきっちりタイムリーヒットを放って先制点を奪う。その裏、先頭打者を三振に取るものの3死四球が絡んで5失点と嫌な流れを作ってしまう。二回は両チーム走者を出すものの踏ん張り、無失点に抑える。三回表、先頭の宅島選手が左中間を割るライナーで無死二塁から、再び盗塁を決めて無死三塁とチャンスを作って5番西川選手がセンター前へのタイムリーで1点を返す。四回は両チーム三者凡退に抑えて関東大会らしい見ごたえのある試合展開となってくる。五回表は打順よく一番の加藤選手からの攻撃で再び、反撃のチャンス。ここで相手が暴投とエラーでばたつく間に3点を奪って同点とする。なおも二死一塁の場面で神谷選手がセンターオーバーのツーランを放って劇的な逆転劇、打った神谷選手は嬉しさのあまり涙を流しながらベースを一周。これでチームは優勝したかのような歓喜に包まれ、試合は一気に横浜青葉へと傾いた。六回表も2四死球と3安打で3点を加点し、投げては12奪三振を奪った辻中投手が完投。準決勝の大舞台でも二桁得点をマークして、一度も勝った事の無い東京中野リーグを相手に劇的な勝利を収めて、いよいよ決勝戦への切符を手にする。

   バッテリー : 辻中 − 西川(横浜青葉)
   バッテリー : 岩田、加藤 − 岡部(東京中野)
   本塁打   : 神谷(横浜青葉)
   二塁打   : 宅島(横浜青葉) 熊川(東京中野)

一回裏の守備前にマウンドで気持ちを一つにするナイン達 センター前へタイムリーを放ち1点を返す西川選手
一回裏の守備前にマウンドで気持ちを一つにするナイン達 センター前へタイムリーを放ち1点を返す西川選手
試合の展開を心配そうに見つめる選手達 逆転のツーランホームランを放ち、ホームインする神谷選手
試合の展開を心配そうに見つめる選手達 逆転のツーランホームランを放ち、ホームインする神谷選手
2回以降得点を与えない気迫のピッチングをする辻中投手 最後の打者のファーストゴロを処理し、喜ぶ神谷選手
2回以降得点を与えない気迫のピッチングをする辻中投手 最後の打者のファーストゴロを処理し、喜ぶ神谷選手

写真:中山


2006年7月16日(日) マイナー関東選手権大会 決勝 川越安比奈運動公園
チーム名
成田
横浜青葉

【戦評】
初回、両チームとも三者凡退で投手は上々の立ち上がり。二回、両チームともに四球を含む走者を出すが、後が続かず、早く得点を挙げた方が優勝を手に入れることになりそうな気配。三回以降も五回まで両チーム一歩も譲らず、投手戦となった決勝戦は最終回の六回を迎えるが、決定打が出ずに延長戦へ入り、両チームの投手が規定により交代。七回は両チームともに1安打でチャンスを作るがやはり決定打がでず、ここまで成田リーグが2安打、横浜青葉が4安打と投手と守備で両者一歩も引かない。八回表、安打と四球で一死満塁と試合の流れは成田リーグへと傾き、ここで加藤投手投げたボールは三番田村のヘルメットをかすめる死球で痛恨の押し出しで失点。さらに四番織原選手に満塁ホームランを打たれて、流れは完全に成田リーグへ渡ってしまう。その後を何とか抑えたが、その裏に反撃できず、三者凡退に打ち取られてゲームセット。神奈川第一代表の横浜青葉は関東選手権大会 準優勝の成績で終了。

   バッテリー : 荒井、加藤 − 西川(横浜青葉)
   バッテリー : 織原、田村 − 小山(成田)
   本塁打   : 織原(成田)
   二塁打   : 織原(成田)

6回まで被安打1と素晴らしいピッチングの荒井選手 センター前へヒットを放つ近藤選手
6回まで被安打1と素晴らしいピッチングの荒井選手 センター前へヒットを放つ近藤選手
7回から登板した加藤選手 センターフライに打ち取られた最後の打者をなぐさめる一塁コーチャーの菅原選手
7回から登板した加藤選手 センターフライに打ち取られた最後の打者をなぐさめる一塁コーチャーの菅原選手
コーチおよび、父兄と記念撮影 優勝した成田リーグの選手と一緒に記念撮影
コーチおよび、父兄と記念撮影 優勝した成田リーグの選手と一緒に記念撮影

写真:中山


【監督コメント:加藤 正明】
関東大会決勝戦の延長6回、7回のサヨナラの好機にあと一本が出なかったのが痛かった。選手はここまで本当に良く頑張ってくれたと思います。関東大会の決勝戦という大舞台でこれだけ立派な試合をやってくれたことは、これからの大きな財産になることと思います。

【選手コメント:加藤 圭】
今まで練習試合で一度も勝てなかった東京中野リーグに勝てたことは本当にうれしかったです。県大会で優勝し、関東大会でも決勝戦まで来られたのはチーム全員が頑張ったからだと思います。決勝戦では成田リーグに負けてしまいましたが、僕達5年生はこれからリトルリーグに上がって来年のリトルの大会で成田リーグを破って優勝したいです。

【謝辞】
関東選手権大会を運営してくださった北関東連盟の関係者の皆様ならびに、悪天候の中、早朝から会場の準備を行って頂きました川越リトルの関係者の皆様どうもありがとうございました。また、関東選手権大会への出場を支えてくださったご父兄の皆様の多大なる尽力に感謝いたします。